適材適所。
その場所にはその場所の。
その建物にはその建物の。
その人にはその人の。
それぞれにはそれぞれのしっくりくる役目がある。
他の何ものにも代えの利かない。
僕の身近なもので言うと、甲子園球場。
プロ野球の阪神タイガースのホームグラウンドであるのと同時に、高校野球の春と夏の全国大会の舞台になっている。
多くの人が熱狂する阪神タイガースという球団。
多くの人が熱狂する高校野球の全国大会。
多くの球団が本拠地を移している昨今。
阪神タイガースは80年以上、高校野球は90年以上甲子園球場を使っているのです。
もちろん別の場所でも野球は出来ますし、甲子園球場が無くなっても球団が無くなるわけではないので阪神タイガースは残ります。
高校野球の全国大会も甲子園球場じゃなくても他の球場でも出来ます。
夏の猛暑に耐えなくても最近ではドーム球場があるのでより快適に試合は出来るし観る側も快適なはずです。
でもほとんどの人が口を揃えて阪神タイガースは甲子園球場でないとあかんとか、高校野球の全国大会は甲子園球場でないととか言うのです。
なぜでしょうか?
ただそれだけです。
外壁の蔦、黒土、天然芝、広いグラウンド、座席、ベンチ、銀傘。
どれか1つ欠けても甲子園球場じゃなくなる。
それぐらい甲子園球場は甲子園球場であるだけでとてもとても美しいのです。
長くなりましたが、何が言いたかったかと言うと、場所も、建造物も、人もそれぞれにはそれぞれの在り方があって、他の何かになる必要などないということ。
この世界はそれぞれがそれぞれであるだけで素晴らしく、美しいのだということ。
今日も命の貴重な時間を使って最後まで読んでいただきまして本当にありがとうございます!