涙の源、涙の川、涙の海。
人は歳をとると涙もろくなる。
なんて言葉があるけれど、ただ歳をとるから涙もろくなるんじゃないと思う。
涙というものは悲しい時だけじゃなくて切ない時、悔しい時、寂しい時、腹立つ時、面白すぎて笑った時、嬉しい時。。
様々な感情と共に溢れ出るもの。
人は生きているとたくさんの経験をする。
そしてたくさんの感情が溢れ出る。
その時に涙が溢れ出る。
今起こっていることやこれから起こることに過去の経験がリンクして感情が揺れ動くこともある。
涙はそうした繋がりの中からも生まれ出る。
歳をとることで涙もろくなる。
というのは歳をとるということはそれだけの経験をし、それだけの感情が揺れ動いたということでもある。
だから涙が溢れ出るのだ。
その人その人の感受性や経験とリンクして生まれる涙。
だから歳とともに涙もろくなるのは結果論だと思う。
歳取らなくても涙もろい人はいるし、歳取ってても涙もろくない人もいる。
涙は止めなくていいと思う。
自然に溢れ出る涙はその人がその人であるために必要な涙。
泣いてもいいんだよ。
この一言を言われるだけで救われる命もある。
泣くななんて言わない。
泣いてもいいよ。
その涙はあなたのためにあるのだから。