自分を思い出す旅。
これは他の誰でもない自分を思い出す旅だ。
情報が溢れかえっていてただ生きてるだけでも大量の情報に飲み込まれる。
そんな中、必要なのは自分を生きるということ。
あなたにはあなたの、ぼくにはぼくの世界がある。
そういう風に割り切ることもたまには必要だ。
ぼくは長い間自分軸というものがなかった。
自分が何をしたいかではなく、自分がどう振る舞ったら周りの人は喜んでくれるだろうかとか周りの人は嫌な思いをしないかとかそんなことばかり考えてきた。
結局のところ本当に自分が何をしたいのか、未だによくわかっていない。
これは自分を思い出す旅だ。
誰に止められてもやりたいこと、そんなものに実はまだ出会っていない。
これは自分を思い出す旅だ。
何をやっても瞬間的な充実感は得られても継続的な充実感は得られていない。
この感覚が最近少し変わってきた。
というよりも少しずつ自分を思い出せるようになってきたのかもしれない。
ああ、そういえばこんなこと好きだったなぁ。
夢中でやってたなぁ。
というようなことがどんどん溢れてくる。
それはどれもこれもが、子供のときにやっていたことだ。
そうか、あの頃の自分は不完全だと思っていたけれどあの頃の自分は不完全で完全だったんだ。
何にも惑わされない。
純粋な自分。
それを当たり前のように生きていた。
成長を重ねるにつれて、一見自由は増えたように思えてきた。
でも、どこか違和感と息苦しさを感じていた。
大人になるってなんでこんなに苦しいんだろう。
自分の感覚と成長することによって求められるものが徐々にしかし確実にズレていっていた。
そのズレをいつまでも修正することができなくて最近になって思い出してきたんだ。
ほんまの自分はそんなんじゃないだろ?
あらゆる人の言葉や行動がぼくにそう突きつけているように感じられた。
そして、自分自身の身体も。
少しずつ、少しずつ思い出していこう。
この旅が終わる頃には思う存分自分を生きてきたー!って大きな声で叫べるように。
これは自分を思い出す旅だ。