ずっと前から自分は自分だったんだ。
元号が変わるタイミング辺りから体調も含めてわりと嵐の大海原状態でした。
嵐の中って前も後ろも右も左も四方八方が見え辛くなるよね。
周りが見えないと不安になって、自分が今いる位置すらもわからなくなって。
ようやく風も収まり、雨も上がり、波も穏やかになり、船が安定してきて、視界も開けてきました。
自分ではない何者かになろうとして、勝手に焦ったり不安になったりなかなか忙しない航海だけど自分ではない何者かになろうとすることを辞めた途端に、この焦りも不安もなくなったんだよね。
今は少しだけ自信を持って言える。
生まれた時からずっと自分は自分だったんだ。
ほかの誰かになろうとしなくてもいいし、仮にほかの誰かになろうとしたとしてもそれさえも自分なんだ。
この身体や心はほかの誰にもコントロールできないしそれが自分自身なんだということ。
空は快晴。
ふわっと吹き抜ける春の風が心地よい。
もうすぐ暑い夏が近づいてくる。
さあ、また旅の準備をしよう。